蒸の湯温泉ふけの湯

古くから八幡平の湯治場として知られていたが、昭和48年に土砂崩れで倒壊し、今は少し離れた場所に木造の建物で営業を続けている。すべて木造りにこだわっているのは「ふけの湯ファン」への愛情だろうか…。
館内の木の浴室には何時も入浴客の絶え間がない。溢れる乳白色の硫黄泉は如何にも山のいで湯らしい安らぎだ。この温泉は子宝の湯として宣伝され、子宝をさずかった湯治客が奉納した「金勢さま」が廊下の一隅に祭られている。
玄関横の小道を少し歩いていくと無雑作に作った露天風呂がある。とにかく湯量が多い。また、マイナスイオンの含有量は日本最大といわれている。見上げる一帯は八幡平の樹海で、ブナやダケカンバ、アオモリトドマツの緑のまっただなかの一浴は爽快そのものである。この付近の標高は1100㍍という。
八幡平頂上からふけの湯に下る登山コースも安易なので、温泉と登山を兼ねた年配のお客も多い。

基本情報

都道府県
秋田
温泉名
蒸の湯温泉
施設名
ふけの湯
泉質
単純温泉、硫黄単純泉
住所
〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林
電話
0186-31-2131

アクセス

アクセス方法
車:東北自動車道松尾八幡平IC、鹿角ICよりそれぞれ40~50分。
電車:JR田沢湖駅下車、八幡平行きバス乗車、ふけの湯下車。JR盛岡駅からバス、八幡平山頂下車・乗り換えてふけの湯へ。

調査表データ

温泉分析書および泉質名
陽イオン(試料1kg中の分量) 陰イオン(試料1kg中の分量)
イオン成分 (mg) イオン成分 (mg)
水素イオン 0.6 塩化物イオン 2.5
ナトリウムイオン 3.2 硫酸水素イオン 1.4
カリウムイオン 0.6 硫酸イオン 67
アンモニウムイオン 0.2 硝酸イオン 0.4
マグネシウムイオン 1.9
カルシウムイオン 5
陽イオン 計 15.9 陰イオン 計 71.3
遊離成分 (mg) 溶存ガス成分 (mg)
メタケイ酸 35.5 二酸化炭素 63.9
メタホウ酸 0.2 硫化水素 0.6
非解離成分 計 35.7 溶存ガス成分 計 64.5

その他微量成分の記載は省略した。

予約について

ご予約は公式予約サイトより