阿蘇内牧温泉阿蘇ホテル一番館、二番館

当館が位置する内牧温泉地区は阿蘇山をはじめとした風光明媚な観光資源を有する阿蘇くじゅう国立公園の一角にあります。当館は元々は酒造業や製材業を営んでいましたが、昭和初期の酒造業の戦時統制により廃業し、昭和8年現代表取締役の祖父が掘湯し温泉旅館を創業しました。その後、旧国鉄の保養所に利用されるなどの変遷を経て昭和57年に一番館を、61年に二番館を開業。 そして、平成24年7月の水害の際、復旧を契機に先祖の想いを込めて一番館には「和田屋」、二番館には昔の屋号である「長崎屋」を付けました。平成28年には熊本地震に被災するも、地震により断裂した泉源も数カ月後に蘇り変わらぬお湯を届けてくれます。阿蘇の自然と大地の恵みである温泉に感謝し、源泉かけ流しの流儀を愚直に守り続ける温泉宿です。 お客様のことを想い、お客様にとって内牧で過ごした時間が想い出に残るひと時になるよう、「おもてなし」の心を第一に日々営業しております。

基本情報

都道府県
熊本
温泉名
阿蘇内牧温泉
施設名
阿蘇ホテル一番館、二番館
泉質
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム一硫酸塩温泉
住所
〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧99
電話
0967-32-0008

アクセス

アクセス方法
JR阿蘇駅よりバスで15分、阿蘇ホテル前で下車。
阿蘇熊本空港より車で国道57号線を大分方面へ45分。
熊本インターより車で国道57号線を大分方面へ60分。

調査表データ

温泉の歴史
開湯110年を迎えた内牧温泉に位置。一番館は、内牧温泉で一番の高所にある8階大浴場から阿蘇五岳を一望できる温浴施設を有する。二番館は、足湯を有しており平成23年には熊本県より飲用泉の認可を受けた。一番館、二番館はそれぞれ別々の源泉を有している。
源泉
【源泉名】内牧温泉(阿蘇ホテル一番館)
【源泉所有者】株式会社阿蘇ホテル
【湧出地】熊本県阿蘇市内牧129-1
源泉湧出現状と引湯方法
【湧出状況】動力揚湯
【温度】42.0℃
【湧出量】200ℓ/分
【貯湯タンク】なし。
【引湯方法】泉源より引湯
【温泉の温度の調節方法】浴槽に入れる湯量で調節
温泉分析書および泉質名

【調査及び試験年月日】平成28年7月14日
【調査機関及び試験者】(株)三計テクノス 川副 真
【温度】 源泉43.0℃(調査時における気温30℃)
【湧出量】 590ℓ/min(ほっ掘さく動力揚湯)
【知覚的試験】 淡黄褐色澄明・微硫化水素臭・無味
【pH値】6.7
【電気伝導率】0.277S/m(25℃)
【ラドン(Rn)含有量】0.74×10・10 Ci/kg(0.20M/E/kg)(IM泉効計による定量)
【成分総計】2505mg/kg
【療養泉の泉質名】ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー硫酸塩温泉
【浸透圧・液性・泉温による分類】低張性中性高温泉

陽イオン(試料1kg中の分量) 陰イオン(試料1kg中の分量)
イオン成分 (mg) イオン成分 (mg)
リチウムイオン 0.3 フッ素イオン 1.0
ナトリウムイオン 335.4 塩素イオン 181.9
カリウムイオン 53 臭素イオン 0.4
アンモニウムイオン 5 硫化水素イオン 0.1
マグネシウムイオン 118.8 硫酸イオン 1152
カルシウムイオン 153.7 炭酸水素イオン 287.1
ストロンチウムイオン 0.7
マンガンイオン 0.9
鉄(Ⅱ)イオン 0.6
陽イオン 計 668.4 陰イオン 計 1623
遊離成分 (mg) 溶存ガス成分 (mg)
メタケイ酸 145.3 二酸化炭素 62.3
メタホウ酸 5.2 硫化水素 0.3
非解離成分 計 150.5 溶存ガス成分 計 62.6

その他微量成分の記載は省略した。

定員および温泉利用料
【宿泊定員数】104人
【客室数】45部屋(源泉湯宿基準の定員数算出法:一人/4畳(主客室)
【温泉総利用量】200ℓ/分
【定員1人当たりの温泉量】1.9ℓ/分/人
給湯方式等の利用状況および浴場の状況

【給湯および利用方法】 泉源から大浴場と客室に引湯。
【浴場の数】 男湯:1 女湯:1 露天風呂:2 客室露天風呂:2

浴場種別 内湯(男湯・女湯) 露天風呂(男湯・女湯) 客室露天風呂(2部屋)
名称 雲上寝釈迦の湯 雲上寝釈迦の湯
浴槽面積(㎡) 15.9 2.1 0.7
浴槽体積(m³) 8.7 1.2 0.4
給湯量(ℓ/分) 168 22 10
給湯温度(℃) 41 41 41
換水回数(回/日) 1 1 1

【加水(冷却用)・加熱等の有無】 なし
【浴槽水の循環利用・ろ過・滅菌等の有無】 源泉かけ流し
【浴槽の清掃について】 休館日以外は毎日換水、換水時に清掃

備考
上記は阿蘇ホテル一番館の情報です。